試験ゼロプレス
サーボ制御油圧プレス機『ゼロプレス』シリーズの新素材開発専用試験プレス機です。
お客様の要求に応えることで進化し続ける試験プレス機ですので、下に記した以上の要求があれば是非投げてほしいです。
経験的には、対面した打ち合わせの中、クライアントの要求スペックに対し、あなたと私たちの考えをぶつけあっているうちに必要な機能が固まってくることが多いです。
新素材開発の可能性を広げるよう、あなたにとって最高のプレス機を共に作り上げましょう。
【現在対応可能な機能】
①加圧力0ton~100tonプログラム自動運転(サーボ制御油圧ポンプ)
②圧力ダイヤルで圧力の増減を手動でコントロール
③ワーク圧縮後の厚みを加圧板の位置制御で規定値内に抑え
④200℃±3℃に均温された熱板
⑤上下熱板をそれぞれ異なる温度設定
⑥加圧しながら熱板を冷却(上・下どちらか片面だけ冷却も可能)
生産ゼロプレス
サーボ制御油圧プレス機『ゼロプレス』シリーズの生産ライン専用プレス機です。
『試験ゼロプレス』で最適な製造工程が固まったら、『生産ゼロプレス』の設計に移ります。
基本的には素の『ゼロプレス』(何もオプションがついていないサーボ制御油圧プレス機)に必要な機能だけを追加していきます。
生産性を考慮し多段式にすることなども検討します。
『試験ゼロプレス』では考慮しなかった前後の工程、工場内のレイアウト、安全性やオペレーターの作業性を考慮し、関連部署の意見を事前に取り入れたうえで設計を進めます。
傾向としては、会社が大きくなるにつれ良くも悪くも色々な考え方が出てきますので、後から問題にならないよう、一つ一つ折り合いをつけて作り上げていきましょう。
例えば、生産現場としてはカレンダータイマーで始業前までに熱板温度を上げておきたいのに対し、安全面の考え方でカレンダータイマーの使用を禁止する会社もありますので、使えない機能を付けてしまう前に確認しなければなりません。
また、熱に対してはエリアセンサーなどがあっても意味がありません。物理的なフェンス等でなければ差し出した手を熱板の手前で止めることが出来ないからです。
こういったことを可能な限り設計段階で拾い上げると、文句のつけようのない作品に仕上がります!
高圧ゼロプレス
サーボ制御油圧プレス機『ゼロプレス』シリーズの高圧プレス機です。
ワークに対し、40kgf/cm2~100kgf/cm2で加圧したい方対象です。
主に樹脂や木材を塑性変形させたり、圧着させることに利用されます。
『ゼロプレス』の特徴を生かし、加圧力を時間経過で変化させたり、
2時間省電力で加圧し続けたり、加圧したまま冷却工程に移しすことで
ワークの内部変化を安定させてから圧力開放するなどの使用が可能です。
塑性変形を制御するために、スペーサーや金型を利用することが多く、最適な方法を打ち合わせで決めていくことになります。